こんにちは!ローキです。
「ダイエットをしよう!」張り切ったことによる代償は何かイメージできますか?
私は筋肉痛だと声を大にして言いたいです笑
激しい運動後に生じる筋肉痛。
この筋肉痛によって運動への意欲は大幅に下げられてしまいますよね。
そこで筋肉痛を予防する方法としてストレッチングが一般的では無いでしょうか。
実際に私が部活動をしているときは練習後にストレッチングをして、疲労回復や筋肉痛改善を目的にしていました。
そんな筋肉痛予防などに用いられるストレッチングですが、エビデンスレベルでみるとどうなのか解説していきたいと思います。

それでは早速いきましょう!
目次-Contents-
【筋肉痛】ストレッチングの予防効果

早速結論からいきます。
現在のエビデンスでは運動後の短時間ストレッチングは筋肉痛予防効果はないとされています!
この結果を発表したのはポルト大学のAfonsoらであり、運動後における短時間のストレッチングが筋肉痛や筋力、関節可動域(柔軟性)に与える効果をメタ分析で検討しています。
*エビデンスレベルが最も高いとされている検討方法。
その結果、運動後に介入せず、自然な回復を促したグループと比較して、有意な差が無いことが明らかとなっています(Afonso J, et al,. 2021)。
ただし、この論文の中でサンプル数が少ないため、今後論文数や対象者を増やす必要性があることも言及しています。

なんともショッキングなことですが、部活動後に筋肉痛予防を目的にストレッチングすることは効果がないとなってしまいました。。
さて、ここで注意して欲しいのは「エビデンスがあるならストレッチングは筋肉痛に効果ないからやる必要ないよね!」となってしまうことです。
上記の論文ではあくまでも「運動後に短時間ストレッチングをしても筋肉痛予防効果はない」ということですので、「ストレッチングが全く効果がない」とするのは飛躍した解釈になってしまいます。

そのため、筋肉痛とストレッチングの関係について他のエビデンスを確認していきましょう!
筋肉痛は運動の24-48時間後にピークとなるとされていますので、ピーク時のストレッチングは効果があるのかをみていきましょう。
この点についても調査がされています。
筋肉痛のピークに達する運動後48時間時にストレッチングを介入し、疼痛や関節可動域が介入前後に有意に改善することが明らかになっています(鈴木ら. 2018)。
まとめ
今回は筋トレが継続できない要素になる筋肉痛のエビデンスについて解説してきました。
結論として、ストレッチングには筋肉痛の予防効果はないが、治療効果はあることが明らかになっています。

筋トレには筋肉痛が付きまといます。
今回の情報を活かして、筋トレを継続し、目標の身体を手に入れましょう!!