こんにちは。ローキです。
今回は
【水分を摂っているのに脱水になる?!〇〇には気をつけろ!】
をテーマに解説していきたいと思います。
皆さん、毎年夏の時期になると熱中症対策で何をしますか?
最初に思いつくのは水分補給ではないでしょうか。
しかし、水分補給を正しく実施しないと逆に脱水症状になってしまうなんてことがあったら怖いですよね。
残念なことに、そんなことがありますので早速ご紹介します。
それは、、、
水分補給でのNG行動は、過度なカフェインを含む飲料での水分摂取です!
今回はカフェインが身体に及ぼす影響や脱水症状になるメカニズムなどから、正しい水分補給ができるよう解説していきます!

そもそもカフェインが入っている飲料は脱水になるって言われてない??

助手のアッシー、良いところに気が付きましたね!
カフェインに関するエビデンスから説明していきますね!
目次-Contents-
【脱水は本当に起きる??】カフェインの科学

さて、一般的にはカフェインを含む飲料は脱水になってしまうため、水分補給には不向きだと言われていますよね。
ですが、こちらに関しては研究によって違う可能性を明らかにしています。
これを理解するにはカフェインを摂取した時に生じる体内の変化を見ていきましょう。
カフェインを摂取することによって心臓の筋肉(心筋)に作用し、心拍出量を増加させます。
これにより末梢血管内の血液量が多くなります。
私たちは恒常性を持っていますので、急激な変化があった際には元に戻ろうとします。
ここでは血液量を少なくするように調整するため、排泄することで物理的に減らす作用も出てくることになります。
この一連の流れがカフェイン摂取による利尿作用であり、脱水になると考えられてきました。

やっぱりカフェインを摂ると尿として外に出るから脱水になるんじゃないですか!

確かにそう捉えることはできますね。
ですが、このメカニズムを検討した研究には問題があることが指摘されているんです!
上記のようなカフェインを摂取した際に生じる利尿作用なのですが、検討している方法が日頃カフェインを摂取する量よりも多く摂取した場合での検討だったからです!
さらにカフェインは3-5日ほど定期的に摂取することによって耐性ができるともされています。
したがって、日頃摂取する量の範囲内であればカフェインを含む飲料でも水分補給ができる可能性があるのです!

カフェインが入っていても定期的に飲んでいる以上を摂取しなければ問題ないんだ!

今回のポイントですね!
「カフェイン=水分補給にならない」というのは間違っていたんです!
眠気覚ましやパフォーマンス向上にも貢献する優れた成分なので、上手く付き合っていきましょう!
カフェイン以上に注意しなければならないものがあります。
それは水です!!
水分補給でミネラルウォーターなどを飲むこともありますが、水のみを一度に大量摂取するのは返って脱水になると考えられます。
その理由としては、水分を大量に摂取することで、一時的に血液量が増加します。
さらにミネラルウォーターなど他の成分が少ない飲料では血液内の成分が希薄します。
これによって血液内のバランスが乱れ、調節のために浸透圧が上昇することで水分を体外に出すメカニズムが働きます。
したがって、水分を大量に摂取した分、体外に放出されてしまっているのです!
そのため、水分補給にはスポーツドリンクなど体液成分に近づけた飲料水が推奨されることになります。

確かに、夏場の部活動だと塩を舐めたりしているね。
あれにはそういった理由があったんだね。

部活動だと経済的な理由などから水道水で水分補給するところもありますが、それだけでは危険ということになりますね。
夏場になると飲料コーナーからスポーツドリンクがなくなるところを見ると安心します(^^)
まとめ
今回は水分補給を正しくするための方法として、カフェインとの扱いについて解説しました。
意外にもカフェインは適量を守れば問題なく、むしろミネラルウォーターのみではNGであることがお分かりいただけましたか。
昨今は夏以外でも脱水症状になる危険性がありますので、正しい水分補給から健康管理を徹底していきましょう!!